ストレートネック
【ストレートネックって何?】
ストレートネックとは、その名の通り「首が真っ直ぐになった状態」のことを言います。
人間の首の骨は、本来であれば30度から40度の自然なアーチを描いています。
しかし、スマホやデスクワークの際に起こる「前かがみ」の姿勢を長時間続けることにより、首の骨のアーチが失われ、真っ直ぐな状態になってしまうことを「ストレートネック」と呼びます。
ストレートネックを放っておくと、手足のしびれや目眩など、日常生活に支障をきたす症状を招く可能性があります。
【ストレートネックによる症状】
ストレートネックと聞くと「首」だけに症状が現れるのではないか、と思われる方も多いかもしれません。
しかし放っておくと、いつしか全身に痛みやしびれが起こり、時には不眠などといった生活を大きく左右するところにまで支障をきたす可能性があります。
・首や肩のこり、手足のしびれ
ストレートネックの症状で一番多い症状が、首・肩のこりや痛みです。
ストレートネックになると首周りの筋肉がこり固まり、同時に血行不良を起こします。
すると、首に通う神経が圧迫されて、痛みが出るのです。
また、頸椎(首の骨)の下部分に負担がかかり続けると、手足のしびれを発症するケースもあります。
【ストレートネック予防】
・デスクワーク中も「正しい姿勢」を保つ
デスクワーク中は、作業に没頭するあまり、知らず知らずのうちに前かがみになってしまう方が多いのではないでしょうか?そんな方は次のポイントに注意して、ご自身の姿を振り返ってみてください。
注意したい点は、
・椅子に深く腰をかけ、背筋を伸ばす
・耳・肩・腰の3点が一直線になるようにして座る
・パソコンの画面は目線のやや下あたりに来るように調節する
この3つのポイントに加えて、こまめに休憩をとるのも大切です。
首周辺の筋肉がこり固まってしまわないように、意識して身体を動かしましょう。
・枕の高さが自分に合っているか確認する
自分に合った枕選びもストレートネック対策の一つです。特に注意したいことが、高すぎる枕を使うことです。
寝ている時に、首が前へ押し出される状態になってしまうため、ストレートネックの原因となります。
・スマホ操作は時間を決めて使う
日本人にストレートネックが増えている大きな原因の一つが、スマホの長時間の使用です。
顔がぐっと前へ押し出され、画面を見るために垂れ下がった状態になっていませんか?
操作の際には顔の位置までスマホの画面を持ってくるなどして、前かがみの姿勢を防ぎましょう。