四十肩・五十肩

【四十肩や五十肩ってなに?】

四十肩や五十肩というのは実は俗称で、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれています。
何らかの肩関節の周囲に炎症が起こり、痛みや可動制限を生じるのが特徴です。
もともとは五十肩という呼び方をしていましたが、症状が比較的若い人にも見られるようになってきたため、四十肩という呼び方も現在では当たり前となっています。

【四十肩や五十肩の原因】

医学が発達した現代においても、四十肩や五十肩の原因に関してはハッキリとしたことがいまだによく分かっていません。一般的には退行性変性といわれるような、筋肉または関節内のクッションの萎縮や関節の拘縮が引き起こしているとされています。
そのため、完治するまでに時間がかかるだけでなく、後遺症を残すことも珍しくありません。一般的には四十肩・五十肩は完治するまでに半年から二年かかるといわれています。

【四十肩や五十肩への対処法】

四十肩や五十肩は発症時期からの経過期間によって「急性期」「拘縮期」「回復期」に分けられます。
それぞれ対処法が異なります。

◆急性期
四十肩や五十肩を発症してから2週間ほど、激しい痛みに見舞われます。
この時期を急性期と言い、原則として安静にしているのが一番です。当院では痛みを和らげる処置を施していきます。

◆拘縮期
急性期を過ぎると、およそ半年にわたる拘縮期が訪れます。
この時期になると、激しい痛みはなくなりますが、可動制限や動作時痛は残ります。
ただ、この時期にしっかりと肩関節を動かしておかないと、将来の可動制限を残すことになりかねません。
痛みを我慢できる範囲で動かすよう心がけましょう。当院では筋肉をほぐしていく以外に、徐々に運動療法を取り入れ、可動域を広げていきます。

◆回復期
四十肩や五十肩を発症してから半年が経過すると、症状は回復期に向かいます。
痛みを自覚する場面が減少し、可動域も自然と広がっていきます。
この時期になると、強めに運動療法を入れていき、しっかりと可動域の改善を図っていきます。

【四十肩や五十肩の予防法】

◆適度な運動をして肩関節の柔軟性を保つ
年齢とともに肩関節の可動域が減少してきますが、肩を動かす機会が減るとコリが生じやすくなり、四十肩や五十肩のリスクが増します。
普段からストレッチや体操を行うなどして、肩関節や肩甲骨周りの柔軟性を保っておきましょう。

◆痛みを放置しない
普段運動やストレッチの習慣がない人ほど、「我慢できるから大丈夫」と痛みを放置する傾向が見られます。
特に肩に関しては、いったん傷ついてしまうと修復が困難なケースも多いです。
痛みを感じたら、なるべく早く整形外科や整骨院で見てもらいましょう。

首・肩・腕

前の記事

ストレートネック

次の記事

腰痛